音頭と盆踊りの違い

音頭と盆踊りの違い

- 概要 -

音頭は演奏方法のひとつで独唱と斉唱(掛け声)で構成される唄で、盆踊りは音頭に合わせて踊られる踊りの中でもお盆期間に踊られるものをいう。

- 詳しい解説 -

音頭とは、元来は日本の民謡の伝統的な楽曲の形式のことを指している。曲の歌いだしや主な旋律を独唱者が歌い、他の者は斉唱したり掛け声をかけたりすることが交互に続いていくものである。木遣り唄などが代表的であり、さらにこの形式が日本各地に広がり、各地で作られるようになった。河内音頭や秋田音頭などが有名である。こういった音頭には踊りもついているものが多いことから大正期以降には特ににぎやかなものを〜〜音頭と呼ぶようになった。代表的なものは東京音頭などである。そのため、現在では音頭といえば歌い踊るものというイメージが定着している。

盆踊りとは、音頭形式の曲に合わせて踊りを踊るもので、特にお盆(盂蘭盆会)の期間に催される踊りを言う。一般的には各地域の公園や広場、学校のグラウンドなどに櫓がくまれ、その周りを大勢の人が取り囲んで踊る。もともとは年に一度、祖先の精霊を迎えるために行われていた風習であるが、盆踊り会場に夜店や屋台などがならび、にぎやかに行われることから現在は人々の真夏の娯楽イベントのひとつとなっている。

音頭という楽曲ではこの独唱を歌うものを音頭、または音頭取りと呼ぶ。そこから現在も乾杯の際などに最初に乾杯の言葉を発声することを音頭を取るという。
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