寡婦と未亡人の違い

寡婦と未亡人の違い

- 概要 -

寡婦も未亡人も、結婚したが現在夫のいない女性のことを指す。寡婦は離婚または死別により独り身になった人だが、未亡人は死別により独り身になった人のことである。

- 詳しい解説 -

寡婦も未亡人もどちらも、結婚はしたが現在は独り身になった女性のことを指す語である。寡婦の方が法律などの公的な文章で使われる語である。

寡婦とは、夫と死別または離婚して、現在はまだ再婚していない女性のことを指して言う。別に「やもめ」という呼称もあるが、これは男性女性関係なく使われるものである。

未亡人は、夫と死別した女性のことである。後家(ごけ)とも呼ばれる。なぜ、夫と死別したのに未亡人、未だ亡くなっていない人、と呼ぶかというと、これは中国の古代の習慣に基づく。古代中国では、夫が亡くなるとその妻は夫の死に殉じなければならない、つまり死ななければならないとされていた。しかし、殉死せずにまだ生き残っている、いまだなくなっていないという人はそれを恥じて、自分のことを未亡人と自称したからである。現在は自称ではなく他から呼ばれる語として定着している。
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