換気と排気の違い

換気と排気の違い

- 概要 -

換気とは、内部の空気を外気等の清浄な空気と入替えて調節することをいい、排気とは、内部の空気を外部へ除き去ることをいう。

- 詳しい解説 -

換気とは、密閉された空間など空気の交換のない場所の内部空気を外気などの清浄な空気と入替えて適切な環境に調節することをいう。

たとえば、閉め切った室内において暖をとるため石油ストーブなどの開放型暖房器具(室内の酸素を使って燃焼させ、燃焼後のガスを室内に排出する型の暖房器具)を使用し続けると、室内の酸素濃度が低下し不完全燃焼することで、一酸化炭素濃度が上昇する。このまま放置するとさらに不完全燃焼が進行し一酸化炭素濃度が上昇し、一酸化炭素中毒になる危険がある。身体に危険が及ばないようには外気と室内空気を交換し酸素濃度を上昇させ一酸化炭素濃度を低下させる必要がある。これが換気である。

排気とは、内部空気を外へ除き去ることをいう。対義語は給気である。単純な排気を続けると真空状態になる。排気とは一方的な排出を示し、排出と吸入を包含する換気とはここが違う。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。