校正と構成の違い

校正と構成の違い

- 概要 -

校正とは、出版において、文字の誤りや使用法の間違いなどを正すことをいう。構成とはいくつかの要素をまとめ上げて一つのものを作ることを言う。音は校正も構成も「こうせい」であるが、内容は全く違う。

- 詳しい解説 -

構成も校正も発音は「こうせい」であり、同じであるが、意味は全く違う。

校正とは、出版においては、原稿と試し刷り(校正刷りという)を照らし合わせて、文字の間違いや言葉の使用法の間違い、内容の錯誤などを指摘し、正し、体裁を整えることをいう。各種漢字やその使用法、慣用句、内容の前後関係など日本語に精通していなければこなせない仕事である。

また、校正は計器に出ている値とそれに対応する国際標準の値などの関係を確認することも言う。例えば、電流計などの表示値と真の値の関係が正しいかどうかなどの確認である。

構成とは、いくつかある要素について、それらをまとめ、組み立てることまた、組み立てられたものを言う。

小説などの文章において、話をどの順に展開させていくか、といったことも構成と呼ぶことがある。小説等を出版する場合には必ず上記の校正の過程を経るが、校正を行うものは、文字等の校正は行っても構成にまで口を出すことはしない。構成などの内容の深い部分まで踏み込んで作者と相談できるのは編集者である。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。