講読と購読の違い

講読と購読の違い

- 概要 -

講読は読んだものについて講義、解説をすることだが、購読は読み物を購入すること、読むために購入することをいう。

- 詳しい解説 -

講読とは、「読」み物を「講」じることで、小説・雑誌・論評などの文章や書物を読み、それについて講義を行ったり、解説をしたり、参加者の間で論議を交わすことをいう。

購読は、「読」み物を「購」うことで、各種書物を購入して読むこと、または読むためにそういったものを買うことを言う。新聞の購読や定期的な雑誌の購読などでよく使われる。

講読と購読の違いであるが、「ダンテの神曲を講読する」といえば、ダンテの神曲の内容について、誰かにその内容を紹介したり、意味を解説したり、読んだものの間で論じたりすることを言う。一方、「ダンテの神曲を購読する」といえば、ダンテの神曲という書籍を読むために購入する、ということになる。「講読会」であれば、書物について論じる会、解説する会合のことであるが、「購読会」であれば、単なる販売イベントとなってしまう。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。