子猫と仔猫の違い

子猫と仔猫の違い

- 概要 -

子猫も仔猫も意味上の違いはなく、両方とも生まれて間もない猫のことを言う。ただ、仔の字は動物の子供にのみ使われ、人間の子供には仔の字は使わない。

- 詳しい解説 -

子猫も仔猫も意味に違いはなく、両方とも生まれて間もない猫のことを意味している。

ただし、仔の字は常用漢字ではなく、人名用漢字であるが、仔猫、仔犬、仔豚、仔牛のように動物の赤ちゃんに使うことはあるが、人間の赤ちゃん(子供)には使うことはない。意味は「仔細」などのように小さい、細かいという意味である。

子は元々の意味として男性に対しての尊敬の意味合いを表している。孔子、孟子などの子、もそうであるし、論語の中の「子曰く…」とあるときの「子」は師である孔子を示しているように、「子」という文字は人への尊敬を表して付加される字である。

そのため、「子」の字が人間の子供には使われるが、動物の子供に使うのがはばかられる、として「仔」の字を動物に使うようになったとされる。さらに、「仔」には人偏がついているがこれは、人間が手をかけて育てる家畜やペットの子である、という意味合いも含まれているとされる。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。