修正と変更の違い

修正と変更の違い

- 概要 -

修正とは、何かの誤りや不適切なものについて正しく直すことを言うが、変更とは、誤りのあるなしに関わらず別なものに変えることをいう。

- 詳しい解説 -

修正とは、何かに誤りがあったり、不適切なものがあったり、不十分であったりするものに対して、正しく直すことをいう。例えば、文章などを修正する、という場合には文章に何かの記載ミスがあったり、漢字の変換ミスなどがあったりしたときにそれを正しいものに直すことである。法律案などでも他の党が作成した案が自分の党の主張に合わない場合には、勢力のある党が再度内容を修正して「修正案」として国会に法案提出することがある。

変更とは何かを変えること、別のもので置き換えることである。修正とは異なり、変えるときに特別に誤りがあるや不適切があるというような原因は必要なく、変えることそれのみを表す総称である。更の漢字も「更衣室」(衣を変える部屋)という言葉があるように、「変える」という意味がある漢字である。

上記法律案の例で言うならば、修正案とはよく出てくるものであるが、変更案というものはなかなか耳にしない。これは、「変更」が何か別のものですっかり元の形がないように置き換わってしまうことに対して、「修正」では必要最小限の直しである、というニュアンスを重視しているものと思われる。つまり、元の案に対しての大幅変更ではない、ということを表現したいからこういった言葉を選ぶようになった。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。