習得と修得の違い

習得と修得の違い

- 概要 -

習得は何かを誰かに習うことを通して身に付ける、覚えることをいうが、修得は学問などを学んで覚えることを言う。

- 詳しい解説 -

習得は学問や技術、芸能などについて習って覚えることを言う。「私のドイツ語はドイツ人の先生から習得したものだ」「彼女はお母さんを早くになくしているので、料理は料理教室で習得したものだ」などのように使う。

一方修得は、同じ学問や技術、芸能などについてであっても、学んで身に付けることを言う。「彼の空手の技は長年の鍛錬で修得されたものだ」などのように使う。また、修得には、学校などの教科について単位を取るなどの履修を終了したということを表す場合に使う用法もある。例えば、「35単位を修得していないものは進級はできない」「医師の課程を修得した」などである。

習得と修得の使い分けであるが、習得は何かを習い覚えることの一般的な表現であるといえるので、幅広く使えるが、修得は主に教育の分野や、自らの努力で身に付けているものについて使う。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。