ジュゴンとマナティーの違い

ジュゴンとマナティーの違い

- 概要 -

ジュゴンもマナティーも水中にすむ哺乳類であるが、尾びれに切れ込みが入っているのがジュゴン、丸い形の尾びれなのがマナティーである。

- 詳しい解説 -

ジュゴンもマナティーも水中にすむ大型の哺乳類である。見た目が非常に似ていることから混同されやすいが、それぞれに大きな違いがある。

ジュゴンはカイギュウ目ジュゴン科ジュゴン属でこの1種類で1属を形成している。生息域は東南アジアの海域とアフリカ大陸東の沿岸地域である。体長3メートルほどで体重は500キロ程度、全身は灰色で短い毛におおわれている。尾びれがイルカのような三角形で切れ込みが入っている。海底に生える海藻のアマモを主食としている。

マナティーはカイギュウ目マナティー科マナティー属のものの総称で、アマゾンマナティー、アメリカマナティー、アフリカマナティーの三種類がいる。それぞれの生息域の名前がついているが、アメリカはカリブ海中心、アフリカとアマゾンはそれぞれ川に生息している。尾びれは丸く切れ込みがない。いわゆる人魚のモデルとなった動物である。

ジュゴンとマナティーの最大の違いは見た目の尾びれである。ジュゴンがイルカのような形の尾びれだが、マナティーはしゃもじのような丸い形である。また、ジュゴンはアマモしか食べないが、マナティーはその他の水草も食べ、水族館などで飼育されているマナティーはレタスやキャベツなども食べる。
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