所作と動作の違い

所作と動作の違い

- 概要 -

動作は何かをしようとしてする体の動き全般をいう。所作は同じ体の動きであるが、動かし方に着目した言葉でしぐさとも言い換えられる。

- 詳しい解説 -

動作は何かをするために体を動かかすことや、その体の動き自体を言う総合的な言葉である。「彼は話している時の動作が大きい」「店員は機敏な動作でドアを開けた」のように動きを表す。

一方所作は、同じく体の動きを表す言葉であるが、より動き自体に着目しており、しぐさであったり、身のこなしであったりするものを所作と言っている。

所作は動作に比べてある特定の動きについて言うことが多い。例えば、「茶道の所作」のように、ある程度の動きの定型があるものに対して使われる。また、「彼女の所作はまるで芝居を見ているかのように美しかった」のように、体の動きがただの動作ではなく、なめらかな動きであることや演技のように美的な動きであることを特に表現したい時に所作という語を使うことがある。さらに、特定の動きだけではなく、その人が体全体から醸し出す身のこなしや無意識になされる動作についても所作を使うことがある。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。