スエットとトレーナーの違い

スエットとトレーナーの違い

- 概要 -

どちらもスウェット生地で作られた洋服のことを意味しているが、スウェットが英語なのに対して、トレーナーは和製英語である。

- 詳しい解説 -

スウェットとは、もともと英語のsweat(=汗)からきている語で、汗を吸収する(吸収させる)ものであることからこのような名前がついている。

スウェットはスウェット生地から作られることからこのように呼ばれることになっている。スウェット生地とは、多くは綿で作られ、外側は平織のジャージー、内側はタオルのようなパイル織になっている。伸縮性のあるジャージーと吸水性のあるパイル織の二つが一体化しているために、運動用の衣料として最適である。そのため、運動時によく着用されるほか、寝間着として着られることも多い。また、身体を締め付けず快適かつ簡便に着用できるため、一時若者を中心に上下セットアップになったスウェットを外出着として着ることが流行した。

トレーナーとは上記スウェット衣料のことである。スウェットが英語であるのに対して、トレーナーは和製英語であるため、外国人には通じない。トレーナーと呼ばれるようになったのは諸説あるが、運動の前後にスポーツ選手が着用していたことから、トレーニング(training)用の衣類というとこでtrain+erでトレーナーと呼びならわされるようになったというのが有力である。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。