制定と成立の違い

制定と成立の違い

- 概要 -

制定とは、法律や規則などを定めることを言う。成立とは、物事が成り立つことや二者の間での取り決めが決まること、まとまることを言う。

- 詳しい解説 -

制定とは、法律や規則を定めることをいう。特に、国会などの立法機関が決められた手続きにより法令を定めることを制定するという。例えば、諸法の根源となる憲法を定めることを「憲法を制定する」という。

成立とは、何かが成り立つこと、複数のものの間での取り決めがまとまることを言う。例えば、「予算案の成立は来週になりそうだ」や「これをもって交渉成立とします」のように使う。

また、法律が確定的に完成することも成立という。これは、法律案が参議院、衆議院の両院において可決した時のことをいう。

制定と成立を法律案についてみてみるのであれば、あるAという法律案があるとする。国会議員または政府による法案提出が行われ、委員会審議を経て、本会議に送られ議決にかけられる。両議院で議決が可決したその時が「法律の成立」である。そして、その一連の手続きにより法律が作られた、というそのこと全体で法律Aが制定されたということになる。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。