打順と打線の違い

打順と打線の違い

- 概要 -

打線も打順も野球における打者の打つ順序のことであるが、打順が打者の順番を示すだけであるが、それがつながり得点につながっていくと打線がつながるという。

- 詳しい解説 -

打順も打線もどちらも野球やソフトボールなどにおける打者の順序を示している。

打順とは、攻撃側、すなわち投げられたボールを打つ側の打者の順序を示したものである。毎回試合前には監督が「打順表」というものを使い事前に審判側に提出する必要がある。試合が始まるとこの順序に打者は打撃を行い、途中で勝手に変えることはできない。打順を誤った場合には、相手チームがその誤りに気づきアピールした場合は正規の打者がアウトとなる。アピールがなかった場合は、その打者は正当な打者となり、その次の打者からプレーを行い、正規の打者は飛ばされる。

打線とは、攻撃側の布陣のこと、つまり打順のことで、打順とほぼ同意味のである。しかし、打順がたんなる打者の順番を指す、いわば打者は単なる点のつながりを示すのに対して、打線はそれがつながり得点を効率よく得るのに成功した場合のことを言う。「打線がつながった」ということである。

野球はスリーアウトになる前に打者が安打や進塁打を続けていかないと得点にならないチームプレイが必要なスポーツであるため、打者が続けて安打を打たないといけない。これがつながるかつながらないか、と形容されるのである。打順がつながると打者が常に出塁していることになり、得点の可能性が非常に高まる。

日本の野球においては打撃が強いチーム、すなわち打線がつながりやすいチームに対して「○○打線」と愛称をつけることが多い。例えば、「赤ヘル打線」「いてまえ打線」「マシンガン打線」があるが、高校野球でも「やまびこ打線」「ヒグマ打線」などである。
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