一重と二重の違い

一重と二重の違い

- 概要 -

二重はまぶたを持ち上げるための筋肉が瞼の先の他に瞼付近の皮膚にもくっついており、目を開けたときに皮膚を引っ張ることで二重になる。一重はこの筋肉が瞼の皮膚にはくっついていない。

- 詳しい解説 -

一重まぶたと二重まぶたの違いはまず、見た目に瞼に横線(横ひだ)があるかないかである。二重はひだがあり、一重にはない。この違いは、まぶたにある筋肉の違いから生まれる。

まぶたには眼瞼挙筋という筋肉があり、これが収縮することでまぶたを開けたり閉じたりする。この筋肉の先端がまつ毛の奥のあたりにある軟骨につながっているのであるが、軟骨だけにくっついている場合は一重まぶたになり、軟骨とその近くのまぶたの皮膚につながっている場合は二重まぶたになる。つまり、筋肉が収縮するときに、軟骨だけを持ち上げるため、まぶたにはひだができず、二重の場合は軟骨と皮膚の両方を持ち上げるため、その間がひだとなり、二重のまぶたになるのである。

日本人には一重まぶたが多いとされるが、成長するにつれて一重から二重になる人もいる。それは、上記のような筋肉の構造の他に、まぶたの厚みも一重か二重かに影響をするからである。一重の人はまぶたがに脂肪や筋肉が厚くついているために、仮に筋肉がまぶたの皮膚についていたとしても邪魔になってひだができないのである。

日本人は一重を嫌い、二重の方が華やかであるとして好む傾向が強いが世界的には二重の方が多く、海外に行くと一重の眼がエキゾチックで美しいともてはやされることもある。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。