並行と並列の違い

並行と並列の違い

- 概要 -

並行とは、二つ以上の複数のものが並んだ状態で行くことである。並列とは、二つ以上の複数のものが並んで列のようにつらなっていくものである。

- 詳しい解説 -

並行とは、二つ以上の複数のものが、並んで進んでいくことである。例えば、「この線路は向こうの高速道路と並行して進んでいる」「運転手さん、前のタクシーと並行して走ってください」のように二つのものが同時に並んでいることを言う。他にもこの語を使った言葉としては「並行輸入」などがあるが、これは、正規代理店ではない業者が他の国から同じ製造元の商品を輸入することを言う。正規代理店のラインと並んで別のルートがあることから並行という言葉を使う。

ちなみに、同じ読みの「平行」があるが、こちらは数学用語で、同一平面上にある2つの直線がどこまでいっても交わらないことを言うもので、並行とは異なる。

並列とは、並べて列ねることを言う。二つ以上の複数のものが並べてかるつなげられていることを言う。電池のプラスとプラス、マイナスとマイナスをつなげることを並列というが、これのように同じようなものを並べることそしてそれが続いていくことを並列という。

例えば、大きな駐車場においては駐車している車は並列されていると表現できる。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。