哺乳類の心拍数と寿命の関係

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哺乳類の心拍数と寿命の関係

心臓が全身に血液を送り出すとき、ドクンドクンとポンプのように動くがこの「ドクン」というのを心拍数という。この心拍数、哺乳類であればどんな動物でも生涯に打つ総回数は同じになる。

例えば大きなゾウでも、人間でも、小さなねずみでも、生涯に打つ心拍数の回数はだいたい一緒なのだ。(約20億回)

しかし、ドクンドクンと心臓の動くスピードは動物によって異なる。ゾウのように大きな動物(体重が重い)はゆっくり心臓が動いて、ねずみのような小さな動物(体重が軽い)は心臓が早く動く。

総回数が同じなのだから心臓が動くスピードが早い小さな動物は大きな動物に比べて寿命はうんと短くなるのだ。ゾウは1分間に30拍くらいだがハツカネズミは600拍/分とかなり違う。

体重が重いほど長生きできるけど、不健康な肥満などは長生きとは全く関係ないからね(^^)


補足
ゾウの体重は5トン(寿命80〜100年)くらい、
ハツカネズミは25グラム(寿命2〜3年)くらい