赤ちゃんのへその緒の役割

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赤ちゃんのへその緒の役割

へその緒はお腹の中にいる赤ちゃんにお母さんから栄養をや酸素を運ぶ器官。直径は2〜3センチ、長さは50〜60センチくらいだ。お腹の中の赤ちゃんは自分で食べたり息をすることができないからこのような器官が必要なんだね。栄養や酸素を赤ちゃんに送るだけでなく、いらなくなった二酸化炭素を運び出す役割もある。

へその緒には血液が流れているのか?もし流れているならお母さんと赤ちゃんの血液型が違った場合、血液が固まることはないのか?とよく聞くよね。

お母さんの血管と胎児の血管は直接はつながっていないよ^^。へその緒の先っぽにある(お母さん側)胎盤の中でお互いの血液から栄養(母体→胎児)や老廃物(胎児→母体)の交換を行っている。だからお互いの血液が交じり合うことはないんだよ。へその緒に血液は流れているけどそれは胎児の血液だけ。胎盤で受け取った栄養や不要になった二酸化炭素などを血液に乗せて運ぶんだ。


補足
へその緒には血液の成分を作ることができる細胞が多く含まれていることから、白血病の治療に役立てることができる。