謙遜と卑下の違い

謙遜と卑下の違い

- 概要 -

謙遜とは、自分の能力を低く評価したり、良い行いをしても鼻にかけず、自分の全てが他人にとって嫌味にならない様に控え目に振舞う事である。卑下とは、謙遜同様自分を低く評価する事だが、謙遜よりも自らしつこい位に自己評価を低くしたり、逆に周りが気を遣わなければいけない程で、うっとおしいものが多い。

- 詳しい解説 -

謙遜とは、自分の能力を低く評価したり、良い行いをしても鼻にかけず、自分の全てが他人にとって嫌味にならない様に控え目に振舞う事である。例えば「お上手ですね」と褒められた時に、「いえいえ、そんな事はありません」位の軽い否定で、これ以上自分を持ち上げられない様にサラッとかわしたりする。褒められ慣れている人でも嫌味にならない様にあくまで軽めに否定しておく。

卑下とは、謙遜同様自分を低く評価する事だが、謙遜よりも自らしつこい位に自己評価を低くしたり、逆に周りが気を遣わなければいけない程で、うっとおしいものが多い。例えば「お上手ですね」と褒められた時に「全然そんな事ないです!私なんてまだ下手で、この前もあんな失敗とかこんな失敗とか・・・!ダメなんです私なんて」の様に、褒められた事に対して否定するだけでなく、更に貶める発言をする。控え目というより、ネガティブ過ぎたり、むしろこう言ってもっと褒めてほしいと思われる場合が多い。いわゆる「かまってちゃんタイプ」か、単に褒められなれていない人がよくやる。

どちらも褒められる事を否定して、周囲の嫉妬等から自分を守っている場合もある。日本は褒められた事を否定しないと「認めるんだ〜」と揶揄される場合もあるのを経験上学習している人が多いのが原因と考えられる。
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