弾性と弾力の違い

弾性と弾力の違い

- 概要 -

弾性とは、外から力を加えられて変形した物体が、その力をとりさった時に、元の形に戻ろうとする「性質」の事で、弾力とは、外から力を加えられて変形した物体が、その力をとりさった時に、元の形に戻ろうとする「力」の事である。

- 詳しい解説 -

弾性とは、外から力を加えられて変形した物体が、その力をとりさった時に、元の形に戻ろうとする「性質」の事である。「弾力」の様に、元に戻ろうとする力を表すものでは無い。対義語は、物に外から力を加えて、その力を取り去っても元の形に戻ろうとしない(粘土等)性質である「塑性(そせい)」。小さい力を加えた時は弾性を示すが、その個体の限界(弾性限界)を超えると弾性を示さなくなる。

弾力とは、外から力を加えられて変形した物体が、その力をとりさった時に、元の形に戻ろうとする、「力」の事である。はねかえしたり、弾んだりする。その他、「融通がきく」という意味もあり、「弾力関税」「弾力条項」等、経済用語としても用いられる。食べ物で弾力が強いと噛みごたえがあり、肌の弾力があるとシワの無い肌になる。
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