鍛鋼と鋳鋼の違い
- 概要 -
鍛鋼とは、鋼の塊を高温で加熱して鍛錬や鍛造して作ったものの事である。鋳鋼とは、溶かした鋼を型に流して鋳造する事である。
- 詳しい解説 -
鍛鋼（たんこう）とは、鋼の塊を高温で加熱して鍛錬（金属を錬って鍛える事）や、鍛造（金づちや水圧機等で打ち延ばして目的の形にする事）して作ったものの事である。複雑な形を作るのにはあまり向いていないが、鋳鋼とは違って内部に気泡が入ったりはしにくい為（入っても圧縮されてなくなる）、粘り強く強度が高いものが出来る。
鋳鋼とは、溶かした鋼を型に流して鋳造する事である。もしくはそうやって作られた鋳造品の事である。炭素量が0.15〜0.5％の鋳造するのに適した鋼を使う。削ったりするのではなく、型に流し込んで作るため、複雑な形のものも短時間で量産する事が出来る。しかし流し込む過程で空気が入り込み、内部に気泡が出来てしまうと強度低下の原因になってしまう。
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