何もないと何でもないの違い

何もないと何でもないの違い

- 概要 -

何もないとは、まったく、少しも存在しない事を意味し、何でもないとは、何もないことは無いが、とりたてて話す様な事ではないという意味である。

- 詳しい解説 -

何もないとは、まったく少しも、条件に合う物が存在しない事である。「何でもない」とは違い、出来事という抽象的なものには用いず、物質的な物があるかどうかに対して用いられる。例えば「君の家の冷蔵庫には何もないな」「ここには見るべきものは何もない」といった使い方をする。

何でもないとは、何も起こっていない訳ではないが、とりたてて話す様な事(話す程の事)ではないという意味である。出来事や労力といった抽象的な物が、何も起きていない、何も問題は無い、たいした労力では無いという意味で用いられる。本当はそれなりに大変だったり大事だったりしたが、相手への気遣いからこの様に答えたり、反対に自分の立場を守る為(失敗等をごまかす為)に嘘をついて、この様に応える場合がある。例えば「この程度の距離を歩く事など、何でもないことだ」「(どうしたのと聞かれ)何でもないよ(と答える)」といった使い方をする。
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