アスペルガー症候群と高機能自閉症の違い

アスペルガー症候群と高機能自閉症の違い

- 概要 -

現在ではどちらも自閉症スペクトラムのなかの一つとされるが、アスペルガー症候群が言語能力に問題はないが高機能自閉症はそれがある。

- 詳しい解説 -

高機能自閉症は自閉症の特徴である社会的関係形成の困難さ、言葉の発達の遅れ、限定的・反復的なこだわりのうち、知的発達の遅れがないものをいう。自閉症患者でおおむねIQ70〜75以上の場合は高機能自閉症とされる。

アスペルガー症候群は高機能自閉症とは違い知能・言語能力の発達において遅れがみられない。「言語障害がない自閉症」ともいわれる。また運動能力の面でも問題がない。

どちらもこだわりが強かったり対人関係がうまくいかないことなどの問題があるが両者の違いは言語の発達に障害があるか否か、というのが決定的なところである。

しかし、近年では両者の区別をする必然性が見られないことなどから、自閉症の特性をもつ発達障害である広汎性発達障害を連続体としてとらえた「自閉症スペクトラム」という概念が提唱され、アメリカの精神医学会の診断基準ではアスペルガー症候群という診断名はなくなった。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。