新しいと真新しいの違い

新しいと真新しいの違い

- 概要 -

「真」新しいは接頭辞「真」を付けることで、「新しい」よりもその程度がより高く、より純粋であるということを強調している。

- 詳しい解説 -

真新しいは「新しい」に接頭辞「真」を付けることで、新しいことの度合いがより純粋で混じりけがない、完全であること、汚れ一つないほど全く新しいことを表現している。そのため、単純に新しいというよりも真新しいといったほうが、話者の心情としては新しいことをより強調していることが見て取れる。

例えば「新しい車が交通事故に遭った」という場合と「真新しい車が交通事故に遭った」という場合では、前者はただ事故に遭ったという事実を客観的に述べているだけなのに対して、後者では話者の主眼は車がまだ新しいということを強調することにあり、さらに新しいのにもったいないことだと感じている心情をも伝えることができる。

接頭辞「真」は他にも使われ、例えば「水」と「真水」であれば、真水のほうがより純粋で他の不純物を一切含まないものであることが表現されている。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。