羽化と脱皮の違い

羽化と脱皮の違い

- 概要 -

羽化は昆虫が蛹などから成長して成虫になることをいい、脱皮はカニなどの硬い殻や皮をもつ動物や昆虫が今までの殻や表皮を脱ぎ捨てて成長することを言う。

- 詳しい解説 -

羽化は昆虫が幼虫や蛹(さなぎ)だったものが、成虫になることをいう。特に羽がある形態への変化(変態という)の場合を限定して羽化するともいう。

脱皮は昆虫や甲殻類などの硬い表皮をもつ動物が成長に伴って外皮を脱ぎ捨てることをいう。昆虫では脱皮に伴って変態を繰り返し、成虫へと育っていくが、この回数はそれぞれの種ごとに決まっており、モンシロチョウでは4回脱皮する。蛹が成虫になる際に行う脱皮が最終の脱皮となり、成虫となってから脱皮しない。

羽化と脱皮との違いであるが、蛹が成虫になる変化の場合、蛹が脱皮という行為をして成虫になるのであり、この変態を羽化と呼ぶのである。

ちなみに脱皮する動物では蛇やカニなどが有名であるが、昆虫とは異なり成体になっても脱皮をくりかえす。一部地域では脱皮した蛇の皮を金運の縁起物として持つ習慣がある。
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