売上原価と仕入原価の違い

売上原価と仕入原価の違い

- 概要 -

売上原価とは実際に売り上げた金額に対する仕入れ費用のことで、仕入れ原価は仕入れに要した費用のことをいう。

- 詳しい解説 -

商品売買では商品をどこかから仕入れてきてそれを他に販売することが基本の働きである。その仕入れ部分だけに注目したのか、それとも販売が終了し、売り上げ等の全体から仕入れに注目したのかによって同じものでも名称が変わってくる。

仕入れ原価は商品を他から仕入れたときに商品そのものやその運搬、手数料などの経費を合わせたものを言う。会計的には仕入れという。例えば、手数料等を考えずに単純にして考えてみると、卸売業者から1個200円の商品を100個買うと200×100=20,000円が仕入れ原価となる。

一方売上原価はこの商品がうまく販売でき、売り上げが出たときにはじめて考えることができるもので、売り上げた商品の原価をいう。上記の例でいうと、仕入れてきた100個のうち80個を販売価格300円で売ることができた場合は、300×80=24,000円が総売上高で、そのうち仕入れにかかった費用200×80=16,000円が売上原価となる。差額8,000円は儲けである。仕入れたうち、残りの20個については販売できず在庫になってしまうので来期へ繰り越すことになり今期の売上とは計算できないため、売上原価には含むことはできない。
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