敬うと崇めるの違い

敬うと崇めるの違い

- 概要 -

敬うは相手に対して「尊敬」の念を持っていることを示し、崇めるは相手に対して「崇拝」の念を持っていることを示す。

- 詳しい解説 -

敬うは相手に対して尊び、自分よりも目上のものであるとして丁重に扱うことを言うが、崇めるは相手を相手を尊び、自分が到達できないほどの絶対者として丁重に扱うことを言う。

敬うは「尊敬」という言葉があるように、相手を尊び敬うことだが、対象は神仏から人間まで幅広いく、自分の身近な人間に対しても使うことができる。とはいえ、一般的には自分の身近な存在から歴史上の人物などまでがその対象となり、自らの想像の及ぶ範囲内の人を言う。

崇めるは「崇拝」の単語通り崇め拝むことをいうため、相手は「拝む」ような対象となることが多い。つまり、神仏に対して使うのが一般的である。神仏のように絶対的な存在で、自らが努力したところで到底及ばないような対象に対して使う。もし、人間に対して使うのであれば、上記の意味を踏まえたうえで、対象の人物をまるで神を崇拝するかのように手の届かない絶対的な存在として畏れています、という特別の意味を持たせていることになる。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。