往路と復路の違い

往路と復路の違い

- 概要 -

往路とは、前半の道、行きの道をいい、復路とは、帰りの道、後半の道をいう。

- 詳しい解説 -

往路とは、マラソン等で前半の道、行きの道をいい、復路とは、帰りの道、後半の道をいう。

往は訓読みで「ゆく(いく)」であり、出かけていくという意味があり、復は「かえる(かえす)」であり、同じ道を引き返す、元の状態に戻すという意味がある。

また、往路に対する反対語としては、復路のほかに「帰路」という言葉もある。復路と帰路の使い分けであるが、復路は単に戻ってくる道、後半の道を意味するときに使ういわば総合的な表現であるが、帰路の場合は後半の道が元いた場所、特に家に帰る場合に使われる。帰路につく、といえばそれは家に帰ることをいうのであり、復路につくとは言わない。この時の帰路は家路(いえじ)と言い換えることもできる。

往路・復路という言葉が日本で最も使われるのはおそらく箱根駅伝においてである。箱根駅伝は毎年1月2日に往路、翌3日に復路で開催される大学生の大会で、東京の大手町を出発し箱根の芦ノ湖に至る約110kmのコースを走る。2日の往路では大手町を出発し芦ノ湖まで、3日の復路では同一のコースを逆むきに走り東京に戻ってくる。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。