お気に入りと好きの違い

お気に入りと好きの違い

- 概要 -

お気に入りは自分の心にかなうものやこと、人物を指すが、好きは何から心がひきつけられるような気持ち又はそのような気持ちを持つことを示す。

- 詳しい解説 -

好きは、何かの物やこと、人物などに気持ちを引き付けられることや自分の気持ちに合うものに対して持つ気持ちをいう。反対語は嫌いである。

対してお気に入りは、「気に入り」を丁寧に言ったもので、自分の心にかなうものやこと、人物に対して使うもので、好みに合うもののことをいう。つまり、自分の好きな事物・人物に対して使う。

好きは人の気持ちのありようのことを言うが、お気に入りは気持ちにかなった物やこと、人などの対象を形容して言うことが多い。例えば、母のお気に入りの服、お気に入りのバッグ、あの人は先生のお気に入りだ、などと使う。

お気に入りは英語でいえばfavoriteになるが、特にパソコンなどの分野ではbookmark(本に挟むしおりのこと)という語をお気に入りと訳し、何度もアクセスするウェブサイトをパソコンのブラウザーなどに記憶させておく機能のことも言う。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。