おせっかいと親切の違い

おせっかいと親切の違い

- 概要 -

親切はその人のためを思って何かすることやその心持をいうが、おせっかいはその人がかえって迷惑になるようなことをすることをいう。

- 詳しい解説 -

親切とは、好意をもって相手に対して何かすることや、そういった心持のことを言う。基本的に困っている相手の身になり、その人の欲するところを察して何かをしてあげることをいう。しかし、親切の度が過ぎてしまうとおせっかいとなってしまう。

お節介とは、相手が迷惑と感じてしまうほどの世話を焼くことである。親切は相手がしてほしいことをすることであるが、おせっかいはしてほしい事の範囲を超えて、必要ない事までしてしまうことであり、することが余計な事である。

していることが親切なのか、お節介なのかはほんの少しのさじ加減で違ってしまうことがある。また、同じ行為であっても相手の立場や状況によっても親切ではなくお節介になることもある。その見極めはどこにあるか、というとひとえに行為を受ける人の気持ちや立場を斟酌することにある。場合によってはその人に手助けがいるか聞くことも必要である。

例えば、階段の下におばあさんが重い荷物を持っている時に、それを持って一緒に階段を上るという行為。これが親切かどうかはおばあさんがそれを欲していたかどうかによって異なる。もしかしたら、おばあさんは荷物をだれも触れてほしくなかったかもしれないし、荷物を持って昇り降りするのを筋トレとしてやっていたかもしれない。その場合は親切ではなくお節介となる。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。