汚水と汚泥の違い

汚水と汚泥の違い

- 概要 -

汚水は汚れた水や混濁した液体のことを言うが、汚泥(おでい)は下水処理などの過程から発生してくる泥状のもののことを言う。

- 詳しい解説 -

汚水とは字のごとく汚れた水のことで、家庭や工場などから廃棄されるいわゆる下水のことを言い、汚水に含まれる固形成分を汚泥と呼ぶ。特に家庭から廃棄されたものは家庭排水、工場から廃棄されたものは工場廃水という。

汚泥(おでい)は下水を処理する過程や浄水過程、工場廃水などから発生する汚れた泥状のもののことをいう。英語でスラッジと呼ぶこともある。最終的には産業廃棄物扱いで処理されるものである。

下水処理過程においては、各家庭や工場から排出された汚水は下水管を通って処理場に集められ、浄化作業が始まる。活性汚泥法による下水処理では、下水はまず沈殿池に入り、水に溶けていないごみや砂などを沈殿で取り除き、次にバクテリアなどの微生物に水中の汚れを分解させるタンクに入る。このバクテリアの集まったものを活性汚泥と呼ぶ。その後再度沈殿池に入り活性汚泥を沈殿させた後、さらに有機分を取り除き、最終的には消毒を行い河川等に放水する。最初の沈殿と活性汚泥を沈殿させたものは、別途汚泥処理施設にて処理され、庭や畑の有機肥料として再利用されることが多い。
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