覚書と契約書の違い

覚書と契約書の違い

- 概要 -

覚書は何かを書き付けた略式のものでメモのようなものを言うが、契約書は契約を結ぶ際に当事者同士で取り交わされる文書をいう。

- 詳しい解説 -

覚書は自分が自分のために書き付けたメモのようなもので、内容は自分にとって必要なことがらであり、他者が見ることを前提にしていない。また、自分の書いた評論などの文章を謙遜していう場合も覚書ともいう。

一方契約書は、契約を締結する場合に契約の内容を記した文書をいい、契約の当事者同士で取り交わすものである。そのため、他者(当事者)がお互いに内容を確認し、納得したうえで作成されるものである。この点が覚書とは異なる。契約書は一般的に、契約締結者がそれぞれ署名または記名捺印をするのが一般的である。

ただ、外交文書や企業同士の契約締結の際などで契約書のように正式な文書まではいかないものの、両者の合意内容の補足や交渉過程についての確認などのために作成される文書のことを覚書と呼ぶこともある。この文書は契約書のような拘束力があるもではないものの、通常当事者で取り交わした覚書の内容は両者とも尊重しなければならない。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。