回付と回覧の違い

回付と回覧の違い

- 概要 -

回付は書類などを複数の者(場所)の間で回していくことや送り届けることをいう。回覧は書類などを複数の者(場所)の間で回して見ることを言う。

- 詳しい解説 -

回付は書類や文書、本などを複数の者や機関などの間で回すことや送り渡すことをいう。会社内部で稟議書を送り届ける場合などに使う。国会においては、議案を先に議決した議院からもう一つの議院に送り、後議の議院が修正決議をし、また送り返すことも回付という。

回覧は書類や文書、本などを複数の者や機関などの間で順々に送って読むことをいう。

回付と回覧の違いであるが、回付は順に書類などを送ることそれ自体を意味しており、極端なところ内容については見る見ないを問わないのに対して、回覧は書類などを順に送って「見る」という行為があることである。

日本では町内会や地域の自治会などにおいて回覧文書を挟んだ回覧板の制度が広く普及している。これは太平洋戦争時に国民統制の一手段として住民同士の組織が作られたことに由来しており、こういった組織がない海外、特に個人主義が発達しているヨーロッパにおいては回覧板のような広報システムはない。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。