格差と差別の違い

格差と差別の違い

- 概要 -

格差は同じ種類のものにおいてその等級や価格などの格付けの差をいうが、差別はそれぞれのものに対して、差をつけて区別することをいう。

- 詳しい解説 -

格差とはある同類・同種のものが他の同種・同類のものと比べたときにあるその間の違いを言う。二つのもの価格や、資格、等級の差や違いのことで、格づけに差があることである。

差別は、一般的には合理的な理由や正当な根拠なしに何かまたは誰かを特別扱いすることを言う。この場合の特別扱いとは、他に比べて著しく良いまたは悪い扱いをすることで、平等や公平とは対極の語になる。

格差は他者との「差」そのものをいい、差が生じていることを表現しているのみで、差があるという事実についての善悪の判断は含まない。そして、その差があるという判断については合理的または客観的な根拠がある。例えば、「賃金格差」といえば、2者の賃金に差が生じているということを数値的な根拠から言っている。その格差があることが良いかどうかはまた別の判断で、ここでは賃金の水準が違っているということのみを言っている。

一方差別は他者に対して「差」を自分の都合の良いように勝手につけており、多くの場合他者に対する侮辱や誹謗である。そのため、差別といえばそれは他者の人格・人権に対する侮辱であり、社会全体としてありうべからざるものとされる。
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