活性炭と竹炭の違い
- 概要 -
活性炭とは、特に吸着性を強めた炭素を主成分とした工業製品としての物質のことであり、竹炭とは、竹を炭化させたものである。
- 詳しい解説 -
竹炭とは、竹を人為的に炭化させたものである。一方、活性炭とは、ヤシ殻や木材などの炭素の多い物質を高温で薬品と反応させるなど特別な処理をして通常の炭以上に吸着能力を強めたもののことである。
炭は元々多くの細孔が集まっている多孔質である。そのためこの微細な穴に多くの物質を吸着させる性質を持っている。ことから湿度の調節や空気の清浄化の能力を持つほか、水質浄化能力から炊飯や料理に用いられることもある。備長炭や竹炭などは上記の性能を期待した上に、インテリアとしても人気がある。
活性炭はこの炭の持つ吸着能力をさらに高めるため、賦活という処理を化学薬品との反応などで行ったもので、主に消臭剤や水質浄化剤などとして使用される。賦活とは端的に言えば、炭の細孔に出入り口を作り、より微細な物質を吸着するように人工的に加工したものである。
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