官製はがきと郵便はがきの違い

官製はがきと郵便はがきの違い

- 概要 -

郵政民営化される前に使われていた郵便局が発行していたものが官製はがきで、郵政民営化後では官製はがきはなく、郵便はがきとその名前を変えている。

- 詳しい解説 -

官製はがきとは、以前に使われていた郵政官署が発行するはがきで、郵便はがきとは現在の日本郵便株式会社が発行するはがきの事である。いずれも郵政民営化の前後によって名前が変わるだけで、大きさなどは変化はない。

日本においては、郵便制度が取り入れられた明治より郵便事業は国有のものであった。そのため、郵便官署(いわゆる郵政省)が発行するはがきは長らく「官」が作ったはがきであるから「官製はがき」と呼ばれて使用されてきた。対して、それ以外のものが作成したのは私製はがきと呼ばれてきた。

しかし、2003年4月1日より郵便事業が国から日本郵政公社に移管されたことから、発行されるはがきは「官」の発行ではなくなったため、官製はがきは姿を消すこととなった。代わりになったのが、「郵便はがき」である。この呼称は、郵便事業が郵政公社から郵便事業株式会社、日本郵便株式会社へと移っても使用されている。

はがきの大きさは100ミリ×148ミリであり、この大きさは変化がない。また、現在でもこの大きさのはがきであることを示すために「官製はがきの大きさ」などと官製の呼称が使われることがある。
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