気さくと馴れ馴れしいの違い

気さくと馴れ馴れしいの違い

- 概要 -

誰もがすぐ親しくなれそうな性格や人柄なのが気さくだが、親しくしすぎたり迷惑がられたりするほどに至ると馴れ馴れしいとなる。

- 詳しい解説 -

気さくは、人柄が気取りがなくさっぱりしていて親しみやすいことを意味している。気構えることなく初対面の人とでも打ち解けやすい。

馴れ馴れしいは相手が迷惑や失礼に感じるほどの距離感でふるまう様子を表し、遠慮がなさすぎることを意味している。

一般に気さくであるとは初対面やあまり交流がない人との間でどのように振舞っているかを示している。しかし、馴れ馴れしいは初対面であってもまたある程度の関係性を持った後であってもつかわれる。

馴れ馴れしいは両者の間に「このくらいはあってしかるべき」という暗黙の距離感についてのバランスが著しく崩れている場合に感じるものである。そのため、片方は馴れ馴れしい(すなわち失礼)と思っていても、もう片方は全くそうは思わず、「気さく」「フレンドリー」などと肯定的に感じていることがよくある。そのため、どのラインからが馴れ馴れしいとして失礼に感じられるかはその両者の関係性によるところが大きい。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。