帰属と所属の違い

帰属と所属の違い

- 概要 -

所属は単に組織・団体などに属していること、加入していることを意味しているが、帰属は組織・団体などに従属的に属していることや法的権利などが特定のものにあること、属していることを示している。

- 詳しい解説 -

所属は、組織・団体・機関などに加入していることを意味している。単にその団体等の一員であることを意味しているだけでそれ以上の意味はない。

帰属は物または人があるものに属していることを意味しているが、所属がフラットな意味で加入していることを示すのに対して、帰属の方が属しているものに対して従属的な意味合いがある。例えば何かの原因がどこにあるかを調査する場合、「原因はどこに帰属するのか」ということができ、これは原因が最終的にどこにある(属する)のか、根本はどこなのか、ということを問うている。また、帰属は法律上の権利や財産などが特定の人などに属している、その人の元にあるということを意味する場合もつかわれる。この場合もその権利の属する先は究極的にどこになるのか、結局のところ帰すべきところはどのなのかという意味合いも含んでいる。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。