疑念と疑問の違い

疑念と疑問の違い

- 概要 -

疑念とは、何かに対して疑う気持ちを持つことを言う。疑問とは、疑い問うことで、疑わしい事やそういった事柄を言う。

- 詳しい解説 -

疑念は誰かや何かを疑わしいと思う心や、疑う気持ちのことを言う。疑問は疑って問うこと、疑わしいことや疑わしい事柄を指す言葉である。

疑念は「疑念を抱く」「彼の回答で疑念が晴れた」「彼の行動には多少の疑念がある」など疑いの気持ちのことで使われるものである。一方疑問では、そういった疑いの気持ちから発せられる問や疑いのことである。「彼の行動には疑問がある」「疑問を抱くのは勝手です」などと使われる。

もし誰かの行動に不審な点などがあり、何かがおかしいと疑うのであれば、それは「疑念(疑念が湧いた)」である。そして、その人にその疑念をぶつけるのであればそれは「疑問(疑問を発した)」となる。「疑念を挟む」であれば、疑う気持ちが出てきたということで、「疑問を挟む」であれば、疑っての問いを口から言葉として発するということになる。

また、疑念は述語になることができないが、疑問にはそういったことが得きる。たとえば「それは疑問だ」は言えるが「それは疑念だ」とは言わない。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。