亀裂とひび割れの違い

亀裂とひび割れの違い

- 概要 -

ひび割れは単に何かにひびが入ることを表現しているが、亀裂は特に亀の甲のような模様でひびが入ることを意味している。ただ、ひび割れと同じ意味でも使う。

- 詳しい解説 -

ひび割れは何かにひびが入って割れ目ができることやその割れ目自身を言う時に使う。割れ方としては特に細かい割れ方を表現して言うことが多い。

一方、亀裂は同じひび割れの意味で使うこともあるが、基本的には亀の甲のような模様にひび割れが入ることを言う。ひび割れているものは多くが硬いものである。割れ目もひび割れと表現するよりも深いものを表現していることが多く、裂け目とも同じである。

亀裂は人間関係の描写にも使われ、「親子の間に走った亀裂」「選挙でできた国内の亀裂を修復するために演説する」のように使うことができるが、ひび割れにはこの表現はない。

さらに亀裂とは、皮膚にできるあかぎれのことも言う。寒く乾燥する季節に多く発生する皮膚障害のひとつで、血管の収縮により皮膚の表面に血が行き届かず、乾燥した角質から水分が失われることで皮膚の表現に線状の割れ目ができることを言う。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。