結束と団結の違い

結束と団結の違い

- 概要 -

結束は共通の目的を持つものがひとつにまとまることを意味し、団結は多くの人々が力を合わせてまとまることを意味しており、大きな意味上の差はない。

- 詳しい解説 -

結束は、もともとの意味がひもなどで何かを結び付けて束にすることを意味している。そこから同じ志を持つもの同士がひとつにまとまることを意味している。

団結は、多くの人々が同じ目的を達成するために、ひとつにまとまること、一致協力することを意味している。団の字は、団子、団地のようにまるい、まとまること、また一塊に集まったもののことを意味している。さらに、団の字一つだけでも、球団、楽団、教団のように人が集まって作っている団体を表すこともできる。

結束も団結も複数の人が何かの目的を持ち、心を一つにしてまとまることを意味しており、その限りでは意味は同じである。ただ、結束は別々のものがその独立性を保ったまままとまるのに対して、団結は一人一人の個性は二の次にして、一つの団体、一つのカタマリとしての同一性を強調している。さらに、団結の方がより多くの人々のまとまりがあるという意味を含んでいる。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。