抗原と病原体の違い

抗原と病原体の違い

- 概要 -

病原体は人体に侵入して、各種の病気を引き起こす原因となっている微生物全般のことを意味しているが、抗原とは、人体に侵入して特定の抗体を作り出す原因物質のことを言う。

- 詳しい解説 -

抗原とは、人体に侵入して、抗体を作らせる働きをする物質のことをいう。免疫原物質とも呼ばれる。抗原は抗体と対になっており、抗原抗体反応という反応はアレルギーの原因としてもよく知られている。これは、人体に何か物質(抗原)が入ってきたときに、それを異物として排除するために働くシステム物質(抗体)の反応の事である。特定の抗原には特定の抗体が働くこともあり、これが過剰に反応するとアレルギー反応として人体に影響を及ぼすのである。

病原体とは各種疾病を引き起す原因となる微生物のことを言う。細菌やウィルス、真菌、原生動物(原虫など)のことを広く指している。抗原は抗体反応のもととなる「もの」であるが、病原体は一部を除いては「生物」である。

主要な病原体としては、結核菌(結核)、コレラ菌(コレラ)、破傷風菌(破傷風)などの細菌や、エボラウイルス(エボラ出血熱)、インフルエンザウイルス(インフルエンザ)、コリーウィルス(腸管出血性大腸菌感染症)などがある。

病原体は生物兵器や生物テロに使用される恐れがあるため、日本においては、感染症法によって特定の病原体等を管理規制している。特に危険性の高いものについては、所持や輸入の禁止、届け出などの規制がある。
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