さぶいぼと鳥肌の違い

さぶいぼと鳥肌の違い

- 概要 -

さぶいぼも鳥肌も同じ寒いときなどの人体の反射現象のことを言う。さぶいぼは主に関西地方で用いられ、鳥肌は標準語である。

- 詳しい解説 -

さぶいぼも鳥肌も同じものを指している。さぶいぼは主に関西地方から西を中心とした地方で用いられるもので、鳥肌とは標準語である。さぶいぼの他にさむいぼ、さむぼろなども地方で使われる方言である。

関西出身の芸人などがテレビで「さぶいぼ」と使うことが放送されることがあり、方言であってもある程度の人はそれが鳥肌であると理解できる。

鳥肌は、寒さなどを感じると、人体が体温を失わないように体毛を立てて防御しようとする反射のひとつにより生じるものである。人間の皮膚の表面には動物ほどではないが体毛が生えており、体毛一本一本ごとに根元には立毛筋という筋肉がある。人体が寒さなどを感じると、交感神経が緊張し、この立毛筋を収縮させるため、毛穴が閉じて立毛筋が立ち上がる。そのことで体毛の根元の皮膚も引っ張られて、まるで鳥の肌のようにブツブツの肌となるのである。この反応は、自分の意識とは全く関係なく生じる現象であるので、反射と呼ばれる。

鳥肌ができるのは、寒さだけではなく、何か恐ろしいものを感じたときや、大きな感動を受けたときなどもある。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。