蒸発と沸騰の違い

蒸発と沸騰の違い

- 概要 -

蒸発とは、液体であったものが、表面などから気体に状態変化をすることを言う。沸騰とは、これが、液体表面の他に内部からも起こることである。

- 詳しい解説 -

蒸発とは、液体が表面から気体に状態変化する現象のことである。蒸発においては、その液体は沸点(沸騰する温度)に至らなくても液体から気体への気化が起こる。この蒸発現象は、蒸気圧(気体の圧力)が飽和蒸気圧になるまで続く。飽和蒸気圧とは気体と液体の平衡状態である。

沸騰とは、液体が熱せられることによって、液体の表面からだけではなく内部からも気化する現象のことを言う。主に、液体が熱せられることで起こるが、これは、熱を加えたことにより、その液体周辺の蒸気圧が高まり、飽和蒸気圧が高まったことによる。

沸騰する温度は沸点というが、それぞれの液体によって異なる。通常水は1気圧(1013ヘクトパスカル)の環境下では100度で沸点に達するが、気圧が低くなると沸点も低くなる。例えば、平地での沸点と富士山頂の沸点では富士山頂の方が低い。

蒸発は液体表面からの静的な変化であるが、沸騰は液体表面と内部からの動的な変化である。
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