正面と前面の違い

正面と前面の違い

- 概要 -

正面はそのものの、正式な表側の面を指し、前面はそのものの前の方にある面を指す。しかし、結果的に正面も前面も同じ方を指すことが多い。

- 詳しい解説 -

正面はその物の表側の面や建物でいうのであれば、正式な面をいう。建造物では正式な入口、個人宅でいうなら玄関があるところを正面という。また、自分から見てまっすぐ前のことも正面という。

前面とは、その物からみて前のほう、表側の方を前面という。そのため、正面と前面は時として同じ意味となる。

ビルでいうならば、正式な入口がある方が正面であり、前面である。例えばタクシーに乗って、運転手に行き先を告げる際に「センタービルの正面に付けてください」といっても「センタービルの前面に付けてください」といっても同じ場所を示していることになる。

正面と前面が違う意味でとらえられる場合があるとすれば、例えばビルが一棟あるとして、その「正面」はそのビルの向いている方向を示して、「前面」はビル前にある道路とさらにその向こう側の土地(建物)そ示している時がある。「あのビルの前面にある郵便局」などという時がそれで、この「前面」はビル自体の前側ではなく、ビルの前方の領域のことを指している。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。