シリアルナンバーとロットナンバーの違い

シリアルナンバーとロットナンバーの違い

- 概要 -

シリアルナンバーとは、製品の一つ一つに付与されている番号のことであるが、ロットナンバーとはひとかたまりの製品ごとに割り振られている番号であるため、一つ一つの番号ではない。

- 詳しい解説 -

シリアルナンバーとは、製品の一つ一つに付与されている識別番号のことである。英語のserial numberからきている語で、serialとは、連続した、一続きのという意味である。製品一つ一つに連続して振られている番号ということである。シリアルナンバーの付け方はその企業や製品によって異なるが、生産順に1から振る場合もあれば、アルファベットや数字を合わせることで、生産年月日や場所、型番などを示す場合もある。

ロットナンバーとは、ひとかたまりの製品に振られる番号のことであり、一般的には一度の生産された製品の1単位ごとに違う番号が振られる。

例えば、毛糸を購入する場合にはそのロットナンバーが同じものを買うように注意を促される。これは、毛糸はある一定の数量の糸をまとめて染色するものであるが、その時の気温や湿度などの条件によって毎回まったく同じ色に染まるわけではない。同じ「赤」として売られている毛糸であっても、その染める単位、つまりロットナンバーが異なることで、ごく微妙な色味の差が出てしまう。そのため、セーターなどを編んだ時にその色の差が目立ってしまうのである。

つまり、シリアルナンバーとは、製品の個別識別を行う番号であるが、ロットナンバーは生産された単位ごとのナンバーである。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。