溶剤と溶媒の違い

溶剤と溶媒の違い

- 概要 -

溶媒も溶剤もどちらも同じものを指している語である。何らかの物質を溶かしている成分を言い、通常は液体である。

- 詳しい解説 -

溶媒も溶剤もどちらも同じものを指している。溶媒の方がより化学の専門用語として扱われる。

溶媒も溶剤もどちらも、溶液を構成しているもので、物質を溶かし込んでいるものを溶媒または溶剤という。すなわち、溶液をつくる媒体のことである。例えば、食塩水は、個体である食塩を液体である水が溶かしている。この場合は、溶媒は水、溶けこんでいる物質である食塩は溶質と呼ばれる。このように通常、溶液は、個体が液体に溶け込んでいるものであるため、溶媒とは通常液体の方、溶質は通常個体の方である。しかし、液体と液体の溶液、個体と固体の溶体もある。その時には、より割合が大きい方、つまりより多い方を溶媒とする。

最も多くの場合、溶媒は水であるが、中には親水性がない溶質もある。そのような場合は、メチルアルコールやエチルアルコールといったアルコール類、ベンゼンなどの有機溶媒などが用いられることがある。
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