一番硬い宝石はダイヤモンドじゃない!

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一番硬い宝石はダイヤモンドじゃない!

ダイヤモンドは硬度10だから地球上で最も壊れにくくて硬い宝石だ。ほとんどの人はそう信じて疑わないだろう。

宝石名(硬度)
ダイヤモンド(硬度 10)
ルビー、サファイヤ(硬度 9)
キャッツアイ、アレキサンドライト(硬度 8.5)
エメラルド、トパーズ、アクアマリン(硬度 8)
ガーネット、トルマリン(硬度 7.5)
アメシスト、水晶(硬度 7)
タンザナイト(硬度 6.5)
オパール、トルコ石(硬度 6)
ラピスラズリ(硬度 5.5)
アパタイト(硬度 5)
マラカイト(硬度 4)
コーラル、パール(真珠)(硬度 3.5)
大理石(硬度 3)
琥珀、石膏(せっこう)(硬度 2)
滑石(硬度 1)

この硬度表を見てわかるとおり、一番硬いのはダイヤモンドで次にルビーやサファイヤが続く。しかし、これはモース硬度表と言うもので、宝石同士が擦りあったさい、どちらが傷が付き難いかを表した物で、硬いこととは関係ないのだ!例えばモース硬度10のダイヤモンドとモース硬度9のサファイヤをこすり合わせると傷が付くのはサファイアということになる。

私たちがイメージしている宝石の固さは、靭性(じんせい)というもので表される。
宝石名 (靭性-じんせい)
ルビー、サファヤ (8)
ダイヤモンド、水晶 (7.5)
ペリドット (6)
エメラルド (5.5)
トパーズ (5)
アパタイト (3.5)
宝石の硬さはこの靭性表が表している通りだ。靭性8のルビーと靭性7.5のダイヤモンドを叩き合った時、割れたり欠けたりするのはダイヤモンドなのである。つまり私たちが言う一番硬い宝石はルビーとサファイアなのである^^


一番傷つきにくい宝石はダイヤモンド
一番硬い宝石はルビーとサファイヤなのだ