車のメーターが180キロまである理由

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車のメーターが180キロまである理由

一般道の法定速度は60キロ、高速道路の法定速度は100キロなのに、なぜ自動車のスピードメーターは180キロまでメモリがあるのだろうか?(軽自動車は140キロ)

理由その1
例えば法定速度が100キロの高速道路を走っている時、向かい風や上り坂があると100キロまでしか出ない車だと風の抵抗や勾配のせいで100キロで走ることができない。150キロや180キロのパワーを出してやっと100キロで走ることができるのである。(重い荷物を積んでいたら尚更だよね^^)

理由その2
スピードメーターが100キロまでしかないと、スピードが130キロ出ててもメーターは100キロを指したままなので実際どれくらいスピードが出ているかわからず危険だから。

理由その3
日本自動車工業会で国産の普通車のメーター表示は180キロに統一されているから。

理由その4
常に限界で走るわけにはいかないから。つまり100キロが限界のエンジンだとすると法定速度が100キロの高速道路では常にエンジンの限界を出しながら走ることになる。これだとエンジンへの負担は大きく、エンジンの寿命が短くなってしまう。180キロくらい出せるパワーのあるエンジンで100キロのスピードだとエンジンへの負担は少なく済むというわけだ。

理由その5
サーキットでのスポーツ走行にスピード制限はないから。

理由その6
海外の道路事情を考慮して。日本の高速道路の法定速度は100キロだが諸外国は違う。スペイン、スイス、ベルギー、ドイツ、オランダなどは120キロ
(ドイツのアウトバーンは一部制限速度無し←何キロ出してもいい!)。イタリア、フランスは130キロ。イギリスは112キロ。

理由その6
国際競争力を保つため。外車はスピードメーターが240キロとか320キロとか、日本の国産車からすれば大きな数字が刻まれている。諸外国の車との比較で日本車だけが100キロまでだったら外国での販売において大きなマイナス要因になってしまうだろう。


補足
原付も法定速度は30キロだけどメーターが60キロまであるのは、坂道や向かい風でも30キロ出すためには、平地で60キロくらい出せるパワーが必要だからだよ^^