公布と制定の違い

公布と制定の違い

- 概要 -

公布とは、法令や条約が成立した事実であったり、その内容について、原則として官報を用いて広く一般の国民に知らせる事である。制定とは、法律や規則を定める事で、この後に公布が行われる事になる。

- 詳しい解説 -

公布とは、法令や条約が成立した(制定された)事実であったり、その内容について、原則として官報(政府が国民に周知させたい事を載せた機関誌で、日曜を除く日刊で、図書館やネットで閲覧が可能)を用いて広く一般の国民に知らせる事である。必ず文章化する。「発布」の場合は、ニュース等として文章以外の形でも発表する事という意味になる。「制定」をしても、きちんと「公布」がなされていなければ、その拘束力を発揮させる事は出来ないとされている。

制定とは、法律や規則といった決まり事を設けて定める事で、この後に公布が行われる事になる。主に憲法や法律、規則などを立法機関が所定の手続きによって定めるという意味で用いられる。制定されただけではまだその拘束力を発揮出来ず、この後に公布し、施行される事によって初めて法令の効力が発生する。
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