姑息と卑怯の違い

姑息と卑怯の違い

- 概要 -

姑息とは、根本的に解決しようとするのではなく、とりあえず一時的にしのいだり切り抜けたりしようとする事で、卑怯とは、勇気が無い為に、真正面から正々堂々と立ち向かったり取り組んだりせず、ずるいやり方をすること。

- 詳しい解説 -

姑息とは、問題等に対して根本的に解決をはかろうとせず、一時しのぎ的な軽い対応をする事である。場当たり的で物事と本質的に向き合っていない様な事から、よく「卑怯」と同じ様な意味で使われる事もあるが、これは本来の意味からすると誤用となる。よく使われる「姑息な手を使いやがって」というセリフを「卑怯な手を使った」という意味で解釈される事があるが、本当の意味としては「そんなその場しのぎの下らない手を使いやがって」という方が正しい。

卑怯とは、臆病で勇気が無い為に、真正面から正々堂々と立ち向かったり取り組んだりせず、ずるいやり方をすることである。目的を確実に果たす為であったり、自分を守る為この様なやり方になる場合もあるが、おおむね理解はされにくく、一般的に悪い事とされている。「卑劣」と同じ様に使われる事もあるが、卑劣の方が卑怯よりもより悪意があり、品性や行為が劣っているイメージである。
現代はたくさんの言葉・ワードが星の数ほど存在しています。私たち人間は言葉の意味を知ってはいますが説明してくださいと言われると正確に答えることができないものです。そしてそのあいまいさがよく似た2つの言葉の違いの境界線をぼかしてしまっています。なんとなくわかってるようだけど実は違いの核心を理解できていないことが多いものです。本サイトはよく似た言葉や物事の違いを約600点ピックアップし、ことこまかにそれぞれの違いを解説しております。あなたが中学生以上であれば、理解に苦しむことがないようにわかりやすく説明できていると思います。「年間所得と年収の違い」がわかりますか?「当たり前と当然の違い」「アリと羽根アリの違い」「イエスとキリストの違い」「内税と税込の違い」「イワシとシシャモの違い」などなど。言われてみればよくわからない!!といった言葉が結構あるでしょう?実は私も調べるまでははっきりとした違いは分かりませんでした。時間があるときに、1日1つでも読んでみてください。塵も積もれば山となるで、あなたの知識はどんどん増えていくと思います。